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元素別カタログ

Si

原子番号(atomic No.) 14
原子量(atomic weight) 28.09

珪酸塩は化合物としては古くから知られていたが,元素状に得られたのは1823年Berzeliusがフッ化ケイ素をカリウムで還元したのが初めてである。
天然に遊離状態で産出することはなく,酸化物・珪酸塩として地球上および宇宙間に広く存在している。クラーク数25.8(酸素に次ぎ2位)。
製法は天然産の珪砂を炭素またはMg,Alで還元する。結晶形のものを得るにはヘキサフルオロケイ酸カリウムをAl,Na,Kで還元する。

物理的性質

結晶性のものは硬く,脆い。ゲルマニウムと共に典型的な半導体である。

密度(ℊ/㎤)at 20℃ 融  点(℃) 沸  点(℃) 比  熱(cal/ℊ)
at 20℃
熱膨張係数
at 0〜100℃
熱伝導度(W・m−1・K−1)at 300K 抵 抗 率(μΩ・㎝)at 20℃
2.328 1,426 2,480 0.174 9.6×10−6 149 2.3×1010
化学的性質

常温では空気中で安定。400℃以上で酸素と,1000℃以上では窒素と反応する。ハロゲンとは反応し易くフッ素(常温→SiF4),塩素(430℃→SiCl4)臭素(500℃→SiBr4)と( )内の温度で
反応する。通常の無機酸に対して安定,王水に徐々に侵される。フッ化水素酸と硝酸の混合物には容易に侵される。水酸化アルカリ溶液とは水素を発生して反応し,メタケイ酸イオンを生ずる。
金属ナトリウムおよびハロゲン化アルキルを作用させると,有機ケイ素化合物を生ずる。ケイ素酸素間の鎖状結合をもった有機ケイ素化合物はシリコーン,シロキサンなどと呼ばれる。

用途

高純度ケイ素は半導体としてダイオードに用いられる。またトランジスターとしても用いられる。金属材料としては還元剤,脱酸剤,合金元素として有用である。鉄鋼材料としては,普通鋼材の中ではFeSiの形でα鉄中に7%固溶する。

 

CodeNo. Symbols Purity Form Unit Price
SiMEPW01 Si 3N5 粉末 −50㎛ 100ℊ ¥ 10,000
SiMEPW02 3N 約5㎛ 100ℊ ¥ 7,000
SiMETA01 5N ターゲット φ2″×5t 1P ¥ 20,000
SiMETA02 5N φ3″×5t 1P ¥ 25,000
SiMETA03 5N φ4″×5t 1P ¥ 40,000
SiMETA04 5N φ5″×5t 1P ¥ 50,000
SIMETA05 5N φ6″×5t 1P ¥ 65,000

その他の形状及び各種抵抗値も承っております。ご相談下さい。

 

シリコン合金

Al-Si(溶融及び焼結) 各種タブレット,ターゲット承っております。ご相談下さい。
Co-Fe-Si(焼結) 各種タブレット,ターゲット承っております。ご相談下さい。
Fe-Si(焼結) 各種タブレット,ターゲット承っております。ご相談下さい。
Ge-Si(焼結) 各種タブレット,ターゲット承っております。ご相談下さい。

その他のシリコン合金も承っております。ご相談下さい。

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